社長のひとり言2018年

第87回『鬼は笑わない』

アントニオ・ガウディによる教会「サグラダ・ファミリア」が実に136年遅れで建築許可を取得しました。

今までは地方自治体・地域政府のどちらからも公的な許可を得ておらず、したがって不動産の登記もされておらず、公的書類上は何と「空き地」だったのです。


日本でいったら違反建築か・・・(汗)→寛容な世界もあるのですね。
大規模建築物は計画から完成まで、何年、場合によっては何十年も掛かるものも多々あります。
流石にこれほど何百年も掛かるのは稀(まれ)ですが・・・💧

私(佐藤)が最近手掛けたもので
公明党の千葉県本部ビルは設計の依頼を受けて(構想)から完成まで約3年を要しました。

実はこの3年のうち約2年程は基本設計と近隣住民や関係者、役所との調整がほとんどで、工事自体は約1年弱くらいでした。

建物の大小にかかわらず「家を建てる」とか「お店を出す」とか「親の面倒を見るのにリフォームする」とか・・・実は工事自体を決定するまでの期間(考えている期間)が 結構長かったりするのではないでしょうか?

タクト設計事務所に建築の相談に来られる方々も1年先、2年先を考えて計画をされているご家族もいらっしゃいます。

たまたまですが、今から20年近く前にタクト設計で設計、 施工をさせて頂いたご夫婦のお子様(・・・)が結婚されてその新居を依頼された例もあります。 最早これは20年計画といっても過言ではないでしょう。有難い話です。

建築自体とは少し異なる考えですが、
中にはお子様のスポーツの才能を見出されたご夫婦の方で、東京のタワーマンションの生活をやめて、ゴルフ場の中に家を建て、お子様が毎日ゴルフの練習が出来る環境を整えた方々もいらっしゃいます。

まだ小学生のお子様ですので本格的にプロデビューして実際に賞金を稼ぐまでにはまだ何年も先の事ですが夢がありますよネ。

私(佐藤)の個人的な感覚ですが、夢を追っている時の時間の進み方って普段を目標もなくだらだら過ごしている時と比べてとっても早く感じる気がします。
 『夢だけでは空腹は満たされないけど 夢があれば心が満たされる』
だから時が進むのが早く感じるのでしょうか?
特にあと2年で東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。いろいろな競技で日本代表を目指している 人々にとっては毎日が凄まじい速さで時が過ぎているのではないでしょうか?

お金の尺度は一定ですが、時間の尺度は人によって全く違いますネ。

今、まさに新居を建築されているお施主様にとっては、毎日、少しずつ完成に向けて変化していく我が家を見て普通の生活とは違う時間の流れを感じてワクワクしているのではないでしょうか?

私はそんな夢の1ページに携わる仕事が出来て幸せです。

    

こんなことわざ(・・・・)があります。
『来年の事を言えば鬼が笑う』「将来の事など前もって知ることは出来ないのだから、あれこれ言っても仕方ない。予測できるはずのない未来の事を言うと鬼でさえもおかしくてせせら笑う」という意味です。
でも今の時代は違います。
もう鬼は笑わないのです。

何年か先の夢や目標(家を建てる)を掲げてそれに向かって努力をする事は尊い考えであり自らの生活に潤いをもたらしてくれるものになりますネ。

因みにみに鬼の正体は天狗だという説もあります。
天狗と言えば・・・こんなことわざが。
『てんぐになる』

いい気になって自慢する。得意になる。うぬぼれる・・・

こうなるとハナシが違う方向へ行ってしまいそうなのでこれ以上掘り下げないでこの辺りで終わりにしておきます(汗)

今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。(笑)

いや 笑わない

第86回『モノクロがカラーになる瞬間』

もう1年以上も前から決まっていた事なのですが、今年の8月に我が家の次女(16歳)が1年間の留学の為、単身スイスに旅立って行きました。
幸い高校もそのあたりは理解のある学校なので、現地でしっかり勉強すれば単位を取得できるという事で、留年はしない様なのですが、何しろ1年間日本にいない訳ですから、帰国してから授業についていけるか心配です。(←親心)

最初のうちは何とも思わなかったのですが、かれこれ3週間も経つと、今まで毎日食事の度に顔を合わせていた席がポツンと空いていると、何とも言えない寂しさを感じます。(まだ帰国まで340日くらいあるのに大丈夫か…?)
親の心配をよそに本人からの連絡は全くなしで、たまにあるとすれば、あれを送れこれを送れといった事務的なもの。
ドイツ語圏なので、当の本人はそれなりに言葉の壁で苦労している様ですが、早くも友達も出来た様で、コミュニケーション不足ではありながら少しづつスイスの生活を楽しみ始めた様です。

もう17年間この『社長のひとり言』を自由気ままに書き綴っておりますが、恐らく私の娘の話をしたのは今回が初めてだと思います。
今回この娘の話を持ち出したのには大きな訳があっての事です。お付き合い頂ける方は今しばらくこのまま読み進めて頂ければ幸いです。

私(佐藤)は住宅の設計をする際、必ずお客様へは照明計画(ライティングプラン)と家具のレイアウトをプレゼンする様にしております。
それは、テーブルやソファーの置く位置と照明の位置は密接に関係するからです。
どんなに高価なテーブルやソファーを購入しても、そこにきちんと必要なライトの光があたっていなければ、何の意味もないと思います。
ただ、皆様全員がそのライティングプランを採用されるとは限りません。予算の問題やオーナー様の想う理想の照明器具が他にあったり…状況は様々です。

私(佐藤)は今まで、間取りを気に入って建築して頂いたお客様には、こういうレイアウトの空間で生活して頂いて初めて間取りのポテンシャルを引き出せるものだ…だからこういう照明や家具を入れて下さい…と提案してきました。
つまり、照明計画や家具のプレゼンが採用にならなかった時は私(佐藤)はその設計した住宅の完成度が約50%程度になってしまった…と勝手に思い込んでいたのです。
ところが先日、久しぶりに訪れたお客様の家で、その考えを大きく変える(変えさせられた)出来事がありました。
その住宅のリビングにはこんな感じのソファーを置いて、こういう向きでTVを見て頂き、したがってTVの位置はココで…とプレゼンしたのですが、ことごとく不採用。
TVも置けないし、ソファーからダイニングやキッチンに行く動線もあまり良いものではありませんでした。心の中で「アドバイス聞かないと、家具のレイアウト後で苦労しますョ」って感じで思っておりました。
照明も少し暗いのではないか…とお話ししていた案件です。

右の画像をご覧ください。
結果としては、リビングにソファーを置かず、床にすわってゴロゴロ系。しかもハンモックを取り付けて、ゆらゆらと外の景色を楽しむ。照明をあえて暗くしたのは、TVを観るのではなくプロジェクターを使って映画を楽しむ為の考えがあっての事でした。
ここで私(佐藤)は改めて気付きました。いつしか自分の固定概念を押しつける設計をしていて、お客様の考えを深く引き出せていない場面もあったかもしれない…
お客様の考えや想いをより引き出すそのお手伝いをする…言ってみればモノクロの住宅をご提供して、そこにオーナー様の考えで家に色を加えて頂く家づくり。これが大切。
娘の留学も全く同じことが言えるなぁと思って、今、この「ひとり言」を書き綴っています。
いつまでも自分の子供(まぁそうなのですが…)が自分の監視下にあって、変化のない日々の生活を送るよりはひと通り自分の事が出来て、自分の考えをきちんと持てる年まで育てたなら(いわゆるこれがモノクロか?)あとは本人の考えを尊重して自らが自らの人生に着色をしていく(カラーになっていく)事が、親がしてあげられる唯一の手伝いではないかと思います。
一生に一度の大きな買い物である家を建てるという事は、子供の成長を見守る親とよく似ている気がします。
健康な体、健康な精神を持った人格が自分の考えで自らを成長させていくその様は、我々ハウスビルダーが構造的に堅牢な家を建てたり、オーナー様にとって使いやすい間取りをご提供するのが前提で、その後はオーナー様と協力してその家を保守・メンテナンスをして末永くご使用頂く(成長していく)という事で一致していると思います。

実生活では流石に何十人も子供を育てる事は出来ませんが、私の仕事『建築士』というフィルターを通して(お客様にも協力して頂いて)モノクロの住宅をカラフルな実のあるものに変えていくお手伝いが、この先何十年も続けられればいいなぁとセンチメンタルに想う今日この頃の佐藤でした(汗)。
という訳で…
引き続きタクト設計事務所を宜しくお願いいたします!

第85回『その時は来るのか?』

先日、友人3人と車に乗っていた時、いつもなら混雑するはずのない見通しの良い直線道路が大渋滞になっていて
『事故でもあったかね〜』
なんて話しをしながら少しづつ車を走らせていると、前の車が突然反対車線に大きくはみ出し、何かを避ける動きをしました。
その時、自分たちの目の前に見えた光景は親猫が車にひかれ横たわりそのすぐ横で恐らくその親猫の子供であろう子猫がオロオロしながら寄り添っているものでした。

一瞬、このままだと子猫も車に引かれてしまうので『安全な場所へ移動してあげた方がいいか…』と思いましたが何しろ大渋滞で反対車線も我々の後ろも大混雑。
とっさの判断としては自分たちも車を反対車線へ車を振ってその猫 たち ( ・・ ) を避けて通り過ぎるのが精一杯でした。

通り過ぎた後もしばらく「あの場所」へもどって猫を助けるべきか…と何とも言えない罪悪感が自分の気持ちの中に広がりモヤモヤしてバックミラーで見ていると反対車線の車もこちら側の車が猫を避けてはみ出して来る事を予想して順番に行かせています。
瞬間的ですが、見知らぬ者同志がお互い協力してその場で一番良いと思われる選択をしているのが人間の暖かみなのでしょうか?

ここで友人の一人がこんな事を言い出しました。

「今の時代自動運転技術が普及して来ると、この場合はAIはどう判断するのかね〜」
「反対車線にはみ出れば対向車が来るからAIはその猫を回避する動きを車に指示するかね〜?」

「それともそのままその場にストップして動かなくなってしまうのかな?」

一人は、
「そこは手動に切り替えて、臨機応変にやればいいじゃん」


結局手動ですか💧

もう一人は
「道路上にある小さな物体として人間として認識しなければそのまま引いちゃうんじゃないの?」


まじか(怖)💧

ちょっと深く考えて…
人工知能(AI)はこの親猫がいなくなった子猫をひろって家に連れて帰り、その親猫のかわりに育てる(飼う)という選択をすることがあるのだろうか…?

そこでこんな事を思い出しました。
今年の初めに東京大学の薬学部の先生の「AIセミナー」に参加した時、その先生は次の様な事を講義されていました。

『人工知能が不得意であるとされていた美術・芸術・音楽の分野も今ではAIである程度、出来る様になってきました』
『その人工知能の発達により人間がする仕事の内容も大きく変わり今の小学生の約65%は今現在この世の中に存在しない仕事に就いているだろう』
『ただし、人工知能というのは人間に認められるものをつくって初めてそれが意味をもつ事も知っているので、2045年問題・シンギュラリティ(技術的特異点)は来ないであろう…』と → 少々難しいですね(汗)

要するに
人が困っている時に自らを犠牲にしてまで手を差し伸べる…親が子を子が親をそして大切な人を愛しむ「心」はAIには理解できないのではないか…という論理。

その『心』のこもった設計と施工を常に心掛けていきたいですね。

ただ一つ心配なのは
『人工知能がこの親猫がいなくなった子猫を拾って家に連れて帰り
道路に飛び出さない様にしつけ ( ・・・・・・・・・・・・・・ ) までしながら育てる時代が来たら大変です』

その時は来るのだろうか?

大切な人(犬、猫、物)を純粋に愛しく思い守っていく…
そういう気持ちの込った家を建てていきたい…と思う今日この頃です。

タクト設計事務所の家には愛が詰まっています

と、言いたい所ですが大げさすぎますね(笑)

我が家に帰った時に「ほっ」と出来る空間作りを目指して頑張ります!

第84回『建築と恋愛』

出口が見えない事の例えとして『八方塞がり』とか『負の連鎖』などが良く使われますね。

物事には入口があれば必ず出口がある様な気がします。
では出口がない事は本当に悪い事ばかりなのでしょうか?

入学(入口)  →卒業(出口)
就職(入口)  →退職(出口)
車を購入(入口)→売却(出口)
恋愛(入口)  →失恋(出口)



 etc

出口の性質にも依りますが…
定年退職(出口)は良し。
入学して無事卒業(出口)できればこれも良し。

結婚は離婚をしなければ「入口」のみという事になりますでしょうか?
これは一般的な考え方として出口がない方が良い事案ですね。

同じ様な事が建築業界でも言えるのではないかと思います。
住宅を建てる(入口)→ では出口は?
建築工事をさせて頂いた以上、会社が存続しているからにはある一定の保証期間や保証内容があるにせよ、そのオーナー様(施主)に対して、何か問題があれば常に寄り添い、共に協力して建物のメンテナンスや時にはリフォームなどで末永くお付き合いをしていくものだと思います。つまり出口がない???

もう数十年前になりますがちょっと笑ってしまうような逸話として最初に就職したハウスメーカーの先輩上司に言われた事が今でも強く印象に残っております。

(先輩上司)「家の建築というのは恋愛によく似ている」
「バ~っと好きになって結婚(つまり契約)」
「その後は空気のような存在になりながらも大切な存在。」
「本当に困った時に手を差し伸べる事が出来るかどうか、その時こそ その相手(会社)の本質が分かるものだ…」
「男も女も出会った直後は自分を良く見せ様とするのがあたり前」
「でも恋愛は本当に困った時に助け合える相手かどうかが大切」
「佐藤もそういう考え方でこれから建築と向き合え!!」



その通りだと思うのですが~

その先輩上司、社内結婚の後、2年後に離婚をして会社も辞めてしまいました。これによってこの話しの信憑性は上ったのか?下がったのか??…(汗)💧

ただ一つ言える事は建築でも恋愛でも相談する相手(頼りになる存在)というのがとても大切だと思います。

人生を生きていく中で誰でも大小様々な問題やトラブルを抱えてしまうのは良くある事。
その時に相談した相手(親や恋人?)のアドバイスや行動に救われることもこれまたよくある話。
(間違った考えやアドバイスに耳を傾けると命とり!)

私(佐藤)の場合は毎日が判断の連続で色々な人のお世話になりながら、相談しながら日々を過ごしておりますが…
でも決めた事は一度はバ~っとやるだけやってみてこれは駄目だなぁと思った瞬間に切り換えができるかどうか…これが重要だと思います。
むしろ何もしないでやり過ごす方がリスクが多い気がします。
(チャンスを逃がす?)

「ヤバイ!」と思った瞬間に誰に何を相談するか?
そしてどの様なアドバイスをもらえるか…これが本当に大切。

そういった意味では、佐藤が今まで仕事でもプライベートでもお付き合いして頂いた方々には恵まれていたのだと感謝しております。

それは弊社(タクト設計事務所)を選んで頂いたお客様に対してもそうです。

お客様にも仕事をしてくれる職人さんたちにも恵まれたなぁと思っております。

そういう訳で…
16年間いろいろな物件に携わってきましたが我々ビルダーがお客様の為に仕事をさせて頂くのは当然なのですが、お客様も共に考え、実行し、一緒になって家づくりを楽しんで頂く事が最終的にはお客様の満足度の高い家が出来ている気がします。

誰かの為にではなく誰かと一緒に物事を成し遂げていく…
これが一生で最も大切なのではないでしょうか?

これは恋愛についても言えるかも…です。
あ~ だから建築と恋愛は似ているのですね~(笑)

Don't expect me to love you forever
When you don't feed the fish you catch.

           ↑
この「ことわざ」わかりますか?(笑)

分かった人も分からない人も
一度 タクト設計事務所に来てみて下さい!!

第83回『キラーパス』

毎日、多くの方からプランに関する ご相談を承ります。
これは建築士冥利に尽きる幸せな事だと感謝しております。
しかし、ご依頼者の方は恐らく設計事務所ならではの
「ん~ 流石!」
とか
「これ面白そう!」
とか
「住んでみたい!!」
という 大きな期待を胸にプレゼンテーションをお待ち頂いている事を「ひしひし」と感じる場面も多くあります。

「普通の住宅メーカーと変わらないじゃん…」
とか
「期待はずれだった…」
と思われない様に建築に関して今のトレンドやスタイルを常に取り入れていかなければクライアント様からの信頼を勝ちとるのは難しい…とここ最近特に感じております。

毎回 新たな発見がある楽しくて面白い間取りをご提供できる様に、私(佐藤)には実は密かな楽しみがあるのです。
今回は特別に この『社長のひとり言』をご愛読(?)して頂ている方々へ種明かししちゃいます。

問題① ここはどこでしょう

佐藤撮影  

Ⓑ      

問題② ここはどこでしょう

佐藤撮影  

Ⓑ      

問題③ ここはどこでしょう

佐藤撮影  

Ⓑ      

私(佐藤)は現在建築中の現場のチェックや職人との打合せに工事現場に行く際、予め近隣の状況を把握して普段なら絶対に行かないであろう場所にあえて遠回りして行き、美味しい物を食べてみたり、写真を撮ったりしてインスピレーションを高める様にしています。
(今で言うインスタ映え?)

現場が海の近くであれば海に行ったり、街中であれば美味ラーメンを食べてみたり… 様々ではありますがプランニングにおいて良い刺激となっております。

上記の写真もⒶは全て現場から数分で行ける場所です。
Ⓑは海外。

日本にいながらしかも仕事中(スミマセン)に海外でインスタ映えする観光地に行ったのと同じ気分が味えるってすごい事だと思いませんか?
(本当は海外に行きたい…)← 本音

日々の仕事を淡々とこなしているとマンネリ化してクライアント様に期待に応えるプランが出せなくなってしまいますのでこれからもこれは続けて行こうと思ってます…って言うかこれば「こじつけ…」ですかね~。(汗)

いや「キラーパス」(誰もが予想していなかった相手に対するパス)
(得点に直結する様な鋭いパス)
を出せる様に遊び心をいつも持っていたいと思います。
この気持ちご理解頂ける方とは今度一杯やりたいです(笑)

答え ① Ⓐ 銚子片貝海岸

     Ⓑ ボリビア ウユニ塩湖

   ② Ⓐ 千葉県富津市 ← しかも冬

     Ⓑ バリ島

   ③ Ⓐ 千葉県南房総市 ← しかも冬

     Ⓑ ハワイ ホノルル

第82回『勝者の言い訳と敗者の雄弁』

「会社生存率」という言葉を御存知だろうか?
起業した会社が順調に収益を上げて生き残る確率の事を言います。
(つまり、何回、誕生日を迎える事ができたかって事)(汗)
データ元は色々ありますが大抵以下の数値くらいだそうです。

 1年後   50%
 3年後   30%
 5年後   15%
 10年後   5%
 20年後   0.3%
 30年後   0.02%
                         ・
                         ・
                         ・


諸説ありますが起業して15年間利益を出し続け商売を続けられる企業は100社中1社程度らしい・・・


という話しをするのには訳がありまして…
この正月に長男とSTAR WARS(最後のジェダイ)を見に行って深く思った事があるからです。
今回はその思いを書き綴ってみます。


このSTAR WARSの最初の作品(エピソード4)は1977年に公開され現在で8作目(エピソード8)。
今のところ2019年5月公開予定の作品で9作目という事になります。
仮にそうだとすると約40年以上続けている事になります。


私(佐藤)が初めてSTAR WARSを観たのが中学校1年生頃の時で、その同じシリーズの映画を当時の私の年齢に近い息子と一緒に観て、その帰り道中に「あーでもない」「こーでもない」という話が出来るとは夢にも思っておりませんでした。


映画の内容はともかくとして感慨深いものがありますね。


これこそ長く続ける事(続けられる事)の意義なのでしょう。


TV番組で大人気の「夏井いっき」先生の著書「寝る前に読む一句、二句」にこんな事が書いてありました。

『どんな仕事でも続けていたら生きがいは生まれる。
楽な仕事なんかない。
社会の役に立たない仕事なんかない。』

『社会(人)の役に立っているから存続できる。』


タクト設計事務所で初めて家の設計・施工をさせて頂いた住宅で今年で16年目の建物があります。
そのオーナー様から、年賀状などを頂くと、その時の事をしみじみ思い出し、その時小さかった御子様はどうしているかな?おばあちゃんは元気だろうか?とか・・・色々と想いを馳せてしまいます。


我々はその御家族の役に本当に立ったのだろうか?
あの時、もう少しこうしておけば良かったかなぁ とか。

ただ、一つ言える事は、今、すぐに用事がなくても 建物に不都合が発生した時のメンテナンスやリフォームなどを考えた時に、寄り添える存在になる為にも、 企業として存続し続ける事が最も重要だと思っております。


プロ野球の選手やサッカーの選手で現役にこだわり長く続けている人がいます。
勿論、自分自身の成長の為にやっていると思いますが・・・ 子供たちに夢を与える事や周りのサポートしてくれる人たちの為という事もあると思います。

『継続は力なり』 STAR WARSを観てこんな事を考えているのは私(佐藤)くらいでしょうかね~。

いや、きっと共感してくれる人がいると思います。(笑)

それでは、0.02%を目指して頑張るとしますかぁ!!

今年も宜しくお願いします。