社長のひとり言2011年

第45回 『思い出に住まう』

以前にも書いた事がありますが、私は千葉市の木造住宅耐震診断士をしております。
月に約1棟くらいの割合で、依頼のあった家に出向いて行って、住宅の耐震診断をしております。

耐震診断という仕事は、現状お住まいの家の状況を調べる…いわゆる
人間の健康診断の様なもので、その家の健康状況を調べるといった感覚です。
その診断結果をみて、どの程度補強(治療)が必要なのかアドバイスをする事が主な仕事です。

先日、お伺いした家はなんと建築された年が私の産まれた 年のもの…つまり40年以上前に建築された住宅でした。
古い住宅ですから耐震性も悪く計算上(あくまでも計算上です)は大きな地震がくればいつ倒壊してもおかしくないものでした。

その家のオーナー様の御主人はすでに他界されて、
お子様たちもそれぞれ独立されていて、
今は一人でお住まいの御年配の方でしたので
現状の住宅の耐震性について誤解のない様に十分時間をかけてご説明させて頂きました。

工務店の監督とも話しをして、補強工事をするよりも建て替えた方が
コストの面ではずっと安くできる…という事で、そのオーナー様には
建て替えのプランもお話ししましたが(今の世の中、防犯上も古い家は
物騒ですから…)オーナー様は建て替え案には反対でした。

その理由をお聞きすると、御主人様や、お子様との思い出の
つまった家で、死ぬまで生活したい…との事。

確かに柱には、お子様の成長がわかる身長を示した 傷があったり、壁にその当時書いたと思える落書きがしてあったりで、オーナー様にとっては、かけがえのない
「家」なのだろうと思えました。

結局、3~4回、お会いしていろいろお話しをお伺いする中で
建て替えではなく、補強工事で、この家を守っていこう という事になりました。
私(佐藤)も工務店の社長も何だか温かく、やさしく、そして何だかホッとした不思議な気持ちになれました。
特に今回の住宅が私と同い年の建物であった事も影響していると思います。

物があふれ、お金さえ出せば、
何でも手に入るこの時代に新しい家に
住む事よりも『思い出に住まう』事を選択された今回のオーナー様からは
私自身の住宅設計に対する考え方を改めて見つめ直す良い機会を与えてもらいました。

現代の住宅は、換気システム、オール電化、外断熱、 免震構造…etc 数え切れない程の快適設備がありますが、実は『家』というのはそういう尺度だけでは計れない、 そのオーナー様だけの快適の尺度があるのだと痛感しました。

今回の補強工事プロジェクトをしっかりと完成まで監理させて頂きたいと思います。 
頑張れ「私と同い年の家!」

追伸、 私の体も、10才若返りの補強工事が出来ればいいのに…
と思ったのも事実です。(笑)
最近、腰が…(痛)

第44回 『3の呪縛』

社会人になって1年目。その時の上司に言われた言葉が今も記憶に
深く残っている。

『とにかくどんな辛い事があっても3日間は我慢しろ。
意外と3日間で問題は解決するものだ。
もし、それでも駄目なら3週間努力してみろ。
悩んでいる事を察した同僚や仲間や先輩が助けてくれるものだ。
今の仕事に疑問を感じたとしても最低3年間は続けろ。
3年経つと会社内部や自分をとりまく環境がよく見える様になって
そこで改めて冷静に自分を見つめ直す事が出来るものだ』

入社して1年目から自由な設計が出来ない職場の環境に不満を持っていた私に気付いた上司が、 何気なく投げかけた言葉です。
(今、思えば、生意気な新入社員の典型といったところですか・・・)

私の就職した会社は誰もが知っている 大手のハウスメーカー。
ハウスメーカーの建物というのは大まかに「プランニングルール」
という決まり事があってそのルール以外の設計は
出来ない事が多いのです。

私は設計部というセクションに配属にはなったのですが、
業務内容は(設計とは名ばかりで)営業が作ったプランをチェックしたり法的な問題をクリヤーする為のアドバイスをする事が専らの仕事でした。
時代は、バブル期で、仮に退社したとしてもすぐに次の就職先は見つかったかもしれません。 だけど、その上司の言葉がどうしても耳から離れず、とにかく3年間頑張ってみようと思ったのは事実です。

そして、その3年目に転機がやって来ました。
ハウスメーカーといえばモデルハウス。
そのモデルハウスの主任設計士として抜擢されたのです。
建物だけで5000万円の予算を与えられての
プロジェクトに胸が高鳴ったのを今も覚えています。
内装インテリアや家具、照明、そして外構・・・
最終的に確か8000万円規模になっていたと思います。

大げさに聞こえるかもしれませんが、モデルハウスがオープンして
家の中にお客様が入って行くのを見て自分の子供が巣立って行く様な
感動がありました。
(人生の転機ってちょっとした事でやってくるものですね~)

そこから仕事の面白さに目覚めた私は、我武者羅に働きました。
(3、4時間しか寝ない日も多々ありました)
結局、そのハウスメーカーには約7年間お世話になり、肩書きが
主任から係長になるタイミングで独立・・・という事になった訳です。

その時の上司には今も感謝しています。

石の上にも3年
桃栗3年、柿8年
仏の顔も3度
3度目の正直
早起きは三文の徳




3のつくことわざは数多くあります。
一説にこれは日本に古くからある「陰陽思想」の影響で
三三九度や七五三など奇数を陽数として
尊ぶ傾向があるからだそうです。

最近つくづくそうだなぁと思う事があります。

建築士としての仕事は、
まず、お客様(建主)の要望を聞く『ヒアリング』から始まります。
これは初めてお会いしてお互いの雰囲気を知るのと同時に、
気が合うかどうかを見きわめるお見合いの様な要素があります。
もちろんプランの要望を聞き出す事が主な目的ですが・・・

2回目は、その『ヒアリング』を基に『プレゼンテーション』する訳です。
間取りはもちろん仕様やスペック、デザインやその機能性を説明し、
それにかかる概算の費用(見積り)を提示します。

3回目は、それを基にさらに詳細なポイントに話しが進み、工事金額の
見直しへと進むのですが・・・
この3回目のアポイントがなかなか取れないのです。
3回目に会うという事は、2回目のプレゼンに納得し、さらに良い方向へ
プランを仕上げる事ですので、クライアントは我々に一定の評価をして
くれた・・・というお墨付きをいただいた事になります。

会社を興して10年。
確率論から言うと①『ヒアリング』②『プレゼン』③『スペック、工事費の確定』・・・
3回目のアポイントが取れた方はまず100%契約を頂いてます。
逆に言えば、3回目のアポイントが取れない場合は契約率0%という事です。

社会人になって『3』という数字に助けられこの建築業界の面白さを教えてもらったのに、今は逆にこの『3』という数字の呪縛に悩まされるとは何とも皮肉ですね~。

と、いう訳で・・・
只今、プレゼンテーション中のお客様(N様、Y様、K様、M様)
お願いですからあともう一回、会って下さ~い。

そういえば昔、『3年目の浮気』という歌が流行りましたが
この3年という期間は陰陽説と何か関係があるのでしょうか?

第43回 『全力少年』

先日、大学時代の仲間で唯一独身貴族を貫き通してきたKが、ついに(年貢の納め時?) 4●歳にて結婚する事になり、 その結婚式と、披露宴に出席させてもらってきました。

社会人になって一時期 結婚ラッシュで、 毎月の様に結婚式に出席していた時にはあまり感じなかった事なのですが、 この歳になって当時の同級生の結婚式に出席してしみじみ思ったのは、 結婚する当事者の喜びが、出席している 私たちをも何か幸せな気持ちにしてくれるのはすごいパワーがそこには あるのだろうな~という事です。

若かりし頃は、多少なりとも人の幸せに対して嫉妬したり、うらやましく思う 気持ちがあって純粋に喜べない事もあったのかもしれません。

しかし今回は心の底から純粋に祝福できました。
(年を重ねていろいろな経験を積むという事は、実は人に対してやさしくなれるという事でもあるのかもしれませんね)

さて、披露宴も終盤にさしかかった頃、事件は起こりました。
新郎K自らスキマスイッチの『全力少年』という歌を変え歌で、 『全力中年』という風に歌い始めた時、我々 大学時代の同級生から 戸惑いの声が・・・
『あいつ何、歌ってんだ』
『俺らって中年なの・・・(汗)』
『まだ中年じゃあないよなぁ・・・(汗)』

仲間の一人は早速iphoneを使ってウィキペディアで『中年』 の定義を調べ始めました。(便利な世の中になりました・・・) 確かに頭部だけや腹だけを見ると明らかに中年という奴も いますが、面と向かって『中年』と言われると抵抗があります。

ウィキペディアではこう書いてありました。
『厚生労働省の資料では「幼年期0~4歳、少年期5~14歳、青年期15~24歳、壮年期25~44歳、中年期45歳~64歳、高年期65歳~」 という区分をしたものがあるが、壮年期の定義も一定ではない・・・』とあります。

大学入学時期で1、2歳ずれのある友達もいますが、我々の中では 『壮年期』だろうという事で勝手に結論づけました。

さて披露宴も終了し、年がいもなく2次会へと繰り出しました。
その際、新郎のKに「あの」「全力中年」のクレームを切り出すと、
あっさり
『バカだなぁ~お前ら』
『あの中年』は『中』じゃなくて『忠』だよ、
『忠実』の『忠』!
早速『忠』を検索・・・
『忠』・・・「正直で裏表のない事を表す」
納得です。
ごちそうさま・・・。

只今、設計させて頂いているクライアント様・・・
今後、佐藤は一生懸命『全力忠念』で対応させて頂く所存です。(笑)

第42回 『ブーン、ブーンとゲロ・ゲロ』

なぜか寝付きの悪い夜がある。
そういう時は思い切ってTVの深夜番組を見たり本を読んだりして朝まで過ごせばいいのだろうけれど、次の日の仕事中に眠くなったりするとまずいので無理やり寝ようと『例の』羊を数えたりしてみる。
やはり寝れない…(こんな経験皆さんもありませんか?)

布団の中でジーとしていると普段は気付かない外部の「音?」が聞こえてきたりする。
「ブーン・ブーン」とお風呂場のほうから何やら聞こえてくる。
「ブーン・ブーン」「ブーン・ブーン」「ブーン・ブーン」
今度はその音ばかり気になって余計寝れない。
仕方がないのでお風呂場へその音を発する原因は何か確認しに行って見る。
「ブーン・ブーン」どうやらその「音源」はお風呂場の外からの様です。
まだ寒い2月頃だったと思います。恐らく外気温は1~2℃くらいだったのでは ないでしょうか?夜風に当たりもはや寝付き云々の話しではありません。 すっかり目が冴えてしまいどうしてもその「音源」を突き詰めたくてお風呂場の裏側に出て行ってみると
そこには給湯器が設置されていました。

近づいてみるとその給湯器から「ブーン・ブーン」という音が出ています。「これだ!」音源がわかって何かほっとしたのだけれども何でこんな夜中にお湯も使っていないのに給湯器が作動しているのだろう?
次なる疑問が発生しこれまた寝れそうにもない。(今は夜中の3時です)
給湯器の説明書を引っぱり出してきてよくよく読んでみる。
すると「外気温が3℃以下になると給湯管が凍結して破裂しない様にポンプが作動して水を循環させる」と書かれていた。
なるほどこの音は給湯器のポンプが水を循環させている音だったのか…!
そういえば我が家で10年使用した給湯器を最近最新のものに取り替えたばかりで古いものにはそういう機能がついていなかったのかもしれません。
これで「音源」とその「理由」が分かって安心して寝れます。(今は夜中の4時です)
その後その音の理由がわかったせいなのか、外気温が3℃以下にならなかったからなのかわかりませんが夜中に「ブーン・ブーン」という音はまったく気にならなくなりました。
「慣れ」って本当に恐しいですね。

そんなことがあって、過去に弊社で設計施工させていただいた物件で同じ様な面白いエピソードを思い出しました。
その家は田んぼのすぐ横の高台に建ちとても眺望がよく
風通しも最高の立地でした。眺望を生かし全ての部屋から
田んぼが見渡せるPLANでオーナー様にも非常によろこんでいただけました。
ところが、一年もたたないうちにそのオーナー(S)様より弊社にTELが入り
ちょっと相談があるから次の日曜日に来てくれないか…」との事。
早速次の日曜日にお伺いしてお話しを聞くとちょうど5月~6月の田植えの時期、田んぼの『かえる』の鳴き声『ゲロ・ゲロ』という音が耳障りで「気が狂いそうだ…」というのです。
土地を購入する時や新築工事中は「かえる」の繁殖期ではなかったのでその『ゲロ・ゲロ』はさすがのS様も気付かなかった様でこれにはまいった…という感じでした。
いろいろ協議した結果トステムの「インプラス」という内窓を取り付けて二重サッシにする事にしました。まったく音が入ってこない…というわけではありませんでしたが『ゲロ・ゲロ』は気にならないレベルまで消音できてほっと一安心。
ただこの話しには続きがありまして…
それから約1年後今度はそのS様邸のリフォームの件
でお伺いした際、

私(佐藤) 「どうですか二重窓?『かえるの鳴き声』
気にならなくなりましたか?」
S様 「いや~ちょっとね…」
何かもじもじしながらお茶を濁す言い方をされたので気になってさらに聞くと、
私(佐藤) 「やっぱり駄目ですか?音、気になりますか?」
S様 「いや~佐藤さんにはあの時お世話になったんだけど・・・今二重窓つかってないんだよねー」
私(佐藤) 「あの~どういう意味ですか?」
S様 「意外と慣れちゃったの。かえるの鳴き声。
つまり気にならなくなちゃって・・・子守り歌みたいなもんかな~
今は夜中は網戸で寝てるよ。
だって風通しがいいからさー。」
私(佐藤) 「あっそれはそれで良かったです・・・(汗)」


「住めば都」とはよく言ったもので「当時は気が狂いそうだ…」とまで言っていたのに今では気にならないを通り越して子守り歌にまで聞こえるとは・・・
人間の自然への適応能力の高さを垣間見た一幕でした。

このコラムを読んでほくそ笑んでいる貴方!
貴方にもこの高い適応能力が備わっているはずです。
それは夜中隣りで大きな「いびき」をかいている夫(妻)の存在が全く気にならないことで証明されています(笑)

第41回 『心のシェルター』

この度の東北地方太平洋沖地震により被災された皆様に心から
お見舞い申し上げます。
そして東北地方が一日も早く復興されます様お祈り申し上げます。

毎日、住宅や店舗の設計・監理に携わっている者として、避難所にて
共同生活を強いられている方々に一日でも早く仮設住宅等の生活基盤を
供給して頂ける様、切に願っております。

私のおります、千葉でもその時激しい揺れを感じました。
その後も大きな余震が続き、誰れもが不安な日々を過ごしていると思います。
我が家の子供たちも少なからず恐怖を感じている様で、
余震の度に机の下にもぐり込んでいます。 そんな行動を見て強く思ったのは、
より大きな震れを感じ、かつ住む家を津波によって流されてしまった方々とその
子供たちが受けた心の傷や恐怖心は計かり知れないものがあると思います。

『家はまた建てればいい・・・ しかし再建できないものもあるんだよ・・・』とTV局の取材に
力なく答える被災者の方の言葉が心に強く残って離れません。
尊い命、そして思い出の写真や思い出の家・・・土地がなくなってしまった事は、
想像以上に被災者の方々の心に大きな傷を残した事は間違いありません。

政治に携わる方々には是非、仮設住宅などライフラインの物的援助は もちろんですが、
被災者の方々(特に子供たち)に、心の避難場所(心のシェルター)という援助の方法も
よく考えていただきたいと思います。

月並みな言い方ですが・・・「がんばれ日本!」「がんばれ東北!」

第40回 『この家(うち)って網戸付いていますか?』

只今、弊社で設計、施工監理中のセカンドハウスでの出来事です。
千葉県の房総で建築中のこの物件、敷地のすぐ前が海で日本の中でもこれほど海と一体感を味わえる場所はなかなか無いのではないでしょうか?
完成まであと1ヶ月くらいとなった時期に急に、サンセットに映えるこの建物の写真が撮りたくなって高速道路を車で飛ばして現場まで急行しました。
今でも覚えています。その日の日の入りは「4時44分!」現場に到着したのがギリギリの4時30分頃だったと思います。
そこで「パシャパシャ」とデジカメを操作しているとサンセットを見に来ていた一組の老夫婦が私に近寄って来て「この家のオーナーさんですか?」
と質問してきました。
「いやいやとんでもない、私はこの家の設計者です。なんか急に日の入りの時の 写真が撮りたくなって・・・それで撮影をしていただけなんです・・・」と話すや否や、2人は顔を見合わせて奥様が急に大粒の涙をポロポロと流し始めたのです。
何が何だか分からず目をパチクリさせている私に向かって御主人が重い口を開きました。

「実は私たちには一人息子がいたのですが、5年前に交通事故で亡くなってしまったのです・・・」
「当時は、大学4年生で、建築士をを目指して建築学科に通っていました」
「あのまま卒業していれば今頃ちょうどあなた様のように現場を飛び回っていたのかもしれません」
「妻は、あなた様と息子を重ね合わせてしまったみたいで・・・」
「何かすいませんね~」
その後は、御主人も口を閉ざしてしまいました。
その後、 一言、 二言、会話をしましたが私自身動揺してしまって、その後の事は、よく覚えていません。

その帰りの車中、いろいろな事を考えました。
大学生の時の事、ハウスメーカーに就職した時の事、建築士の試験に合格した事、独立して自分の事務所を開設した時の事・・・そして今の仕事の事・・・会社を経営しているわけですから精神的につらい事も多々ありますが、でもやりたい事をやっている・・・という満足感はあります。
今回の件で、強く思ったのは、この建築士の仕事をやりたくても諸事情いろいろあって出来ない人もたくさんいる・・・という事です。「家」を建てるという事は、人生で最大の買い物です。そのおおきなプロジェクトに参加させてもらっているという気持ちを常に持ち続けたいと改めて思わされる一幕でした。

そんな建築に対する思いを踏みにじる輩(やから)が最近多くなってきた気がします。
昨年の新築住宅の着工件数はピーク時(平成8年)の約半分になりました。つまり工務店業務を行っている者の約半数は経営困難というわけです。
そこで集客する為に、広告上は通常あり得ない金額であたかも家が建つように宣伝し半ば強引に契約をしてしまう業者もいる様です。
その後、その金額では家は建たないとわかり解約上のトラブルが発生している例も私が知る限り数十件あります。

先日、弊社にて設計、施工監理契約をしていただいたS様から突然こんな質問がありました。
『あの~この家って網戸ついてますか?』
私は思わず聞き返してしまいました。「えっ」 「どういう事ですか?」

S様 「実はタクトさんと契約する前に話しをしていた業者さんの建物、網戸がオプションだったんですよ~」
私(佐藤) 「網戸がなければ夏に窓を開ける事ができませんよね」
「そんな住みずらい家を設計していたら、もはや建築士ではありません」
「勿論 付いてますよ」
S様 「安心しました」

どうやら、ある業者は広告の金額にあわせる為に網戸すらオプションにしている様なのです。
「コレってアリですか?」

夢のマイホームという「夢」を食い物にしている一部の悪徳業者にドロップキック!

追伸 最近読んだ磯崎憲一郎氏の『終の住処』面白かったです。