建築設計、設計事務所のことならタクト設計事務所へお任せ下さい。
建築設計ならタクト設計事務所へ

  HOME > デザインコンセプト > 社長のひとり言

社長のひとり言

バックナンバー4
← 最新のページに戻る
 
 
 

第 18 回  「セカンドハウス(別荘)について考える」

今、八ヶ岳近辺のセカンドハウスの設計をしています。設計の唯一の要望は、『自然と一体になれる感じのものにしてほしい・・・』というもので、それ以外はありません。

クライアントは東京にお住まいの方ですが、その方の物の考え方が非常に新鮮でとても私にとって刺激のあるものでしたので、少し文章化してお話ししたいと思います。

その方(以下S氏)との出会いは、弊社HPを御覧になってメールでアクセスしていただいたのが始まりです。
何度かメールでやり取りをした後ちに実際にお会いすることになり、東京の御自宅にお伺いしました。

セカンドハウスを計画されている方でしたので、当然、マンションか一戸建て住宅にお住まいかと思っていましたが、S氏は賃貸のアパートにお住まいで、会うなり開口一番「セカンドハウスの設計を依頼する人がアパートに住んでいるとは思わなかったでしょう・・・」と言われ、驚かされました。
なぜならまったくその通りであり、考え方によってはセカンドハウスではなくてこれは『メインハウス』ではないか・・・と思えてしまったからです。
(ちなみにこの文章はS氏の承諾を得た上でHP上に発表させていただいております)

S氏は続けてこう言いました。「私は東京で働き、東京に住んでいますが、東京にマンションを買ったり一戸建てを建築するつもりはまったくありません」「なぜならここにいる私は本来の私の姿ではないからです。セカンドハウスのある場所(八ヶ岳)でこそ素の自分でいられると思うのです」と・・・。

正直、随分と宗教じみたことを言う方だなぁと思いましたが、話しを聞いていくうちに、八ヶ岳の土地は3年前にすでに購入済みで、今回の建築は10年間貯めた現金でお支払いをされる予定でローンは組まないことなど云々・・・。
これはかなり用意周到、計画的に進められた考えであることがわかってきました。
自ずとS氏の話しにも説得力が出てくるから不思議なものです。
S氏いわく、八ヶ岳には永住するつもりはなく、あくまでも生活の拠点は東京であるので今回の建築物はセカンドハウスだと・・・(そうなればやはりセカンドハウスと言えなくもないなぁ〜)
さらにS氏は続けます。「私は無趣味で休日にどこかに出かけるということはまったくしませんでした。毎日、家と会社を往復しているだけの人生ということになります。これでは『生活の為に仕事をしている』のではなく『仕事の為に生活をしている』様なものだと考える様になった」と。

「別荘」といえば昔は一部の裕福層の所有するものでしたが、生活スタイルが多様化する現在、そのあり方は変化しつつある様です。一般のサラリーマン世帯が『自己表現の一部』もしくは『脱日常の方法』として選択する時代になったのかもしれません。
又、将来永住する為にセカンドハウスを購入される方も増えてきていることも事実です。
とは言っても別荘なんかとても買えないョ・・・とお考えになる方も多いでしょう。何も別荘にこだわる必要はないのです。人はそれぞれこだわりを持った部分があって、それが例えばゴルフであったり、車であったり、バイクであったり、家庭菜園でも何でも良いのです。

そういえば、以前にも車のガレージが欲しいから家付ガレージを建ててしまった方がいらっしゃったことを思い出しました。その方も普通のサラリーマンでしたが、高級外車を所有されていて、日常と非日常のメリハリをその車でつけていた様に思えます。『車を家のどこからも眺められる家・・・』これがコンセプトでしたが、今回は『大自然をどこからも満喫できる家』で、見えるものは違えど、家を建てる根本的な目的は一緒だなぁと気付きました。

今回はたまたまセカンドハウスの依頼でしたが、もちろん普段は居住用として設計を依頼してくる方が多いわけで、その方々に対していかに建築士としてクライアントの要望を聞き出しそれを形にしていけるか・・・この使命(ちょっとかっこつけすぎ?)を改めて肝に銘じてがんばっていこうと考えさせられる一幕でありました。


第 17 回  「地球環境」と家のちょっといい関係

地球環境問題についていろいろと騒がれている昨今、我々の身近にある住宅『家』についても、オール電化や古材を再利用した住宅など、様々な試みで環境問題に対応しているものがあります。それはそれでとても大切な事であり、これからも大いに活用していくべきだとは思うのですが、先日友人の新築パーティーに招待されて行った時に、少し考えさせられる出来事があったので今回はそれをテーマに少しお話したいと思います。

そのパーティー当日は梅雨入りしたばかりでとてもじめじめとして暑く、立っているだけでも汗が滲み出てくる天気でした。
友人は得意気に床にはどこどこの希少な無垢材を使ったとか、壁にはドイツ製のしっくい材を使って調湿している・・・だとか言って説明をしてくれたのですが、私にはまったく感性にピンとくるものがなかったのです。確かに見るからに高価な材料であることはぐらいは素人でない私には分かりますが、「すばらしい」と思えることはなかったのです。それはなぜか?

皆さんは俳句などで使われる季語で『風薫る・・・』というフレーズを耳にしたことはありませんか?
これは「夏」の季語で「初夏のすがすがしい風がゆるやかに吹く」という意味です。風鈴文化に見られる様に、古くから日本人は「風」というものをうまく生活に『演出』してきました。

ところが最近はオール電化に最新のエアコンを装備して窓を閉めきり、その一方で調湿作用のある壁や天井を配置し、さらには室内の換気を促す換気システムをセットするという自然環境を排除した矛盾に満ちた生活スタイルが主流になってきました。

もうお分かりだと思いますが、私が友人の家で「すばらしい」と思えなかった理由は、この「風(自然環境)」を感じることが出来なかったからです。とても暑い日でしたから家の窓を閉めエアコンを使い、家の中はとても快適でしたが、目を外に向ければ室外機からは多量の熱風が吹き出され外気温をさらに上げることになっていた訳です。

友人の家はとてもスタイリッシュでしたが、窓の位置が悪く風の通り道が出来にくい間取りだったと思います。(特に最近の住宅は窓が小さくなる傾向にある様です)

これから「家を建てよう!」と思われている方は、オール電化で満足せずに是非この「風の通り』を考えた(私はこれを風道(かぜみち)と呼んでいます)窓の配置と間取りを取り入れる様にして下さい。これだけで室温が2〜3℃は下がるはずです。それによってエアコンの電気代も節約できます。

風(自然)を感じる住宅=地球環境にやさしい家 という方程式が成り立つ・・・これが私の持論ですが、皆さんはどうお考えですか?
今年の夏は「クールビズ」ならぬ「クールハウス」でいきましょう!(笑)

次回は「セカンドハウス(別荘)について考える」です。


第 16 回  『マイホームは「住宅メーカー」」と「工務店」どちらで建てる方が得か・・・』

「さあ、家を建てよう!」と思った時、あなたはまずどこに相談しますか?

一番手取り早いのは、ハウスメーカーの立ち並ぶ住宅展示場に行って、営業マンと資金やら仕様の話しをすることでしょう。
場合によっては購入した土地が「建築条件付き」で、施工者が一定の工務店に決まっていたりすることもあるでしょう。
今回お話しする中で重要なポイントは、ハウスメーカーと工務店で建てる場合のメリット・デメリットを明確にし、それを理解した上で施工者を決定する指針を示すことであります。

何を隠そう、私はハウスメーカーに5年程在籍した経歴を持ち、又その傍ら父親が工務店を経営していた環境で育ち、双方のメリット・デメリットは否でも体に染みついてしまいました。
そんな体験から赤裸々に住宅購入を検討されている皆様にアドバイスをしたいと思います。

まずハウスメーカーのメリットですが、営業・設計・工事と分類されていて、それぞれがよく教育されて対応がよく、契約から引渡しまでそつなくこなします。つまり建築に対してまったく知識のない素人でも、フローに乗ってしまえば安心して任せられる・・・ということが言えると思います。
又、日本人は他国と比べても無類のブランド好きですから、テレビコマーシャルでやっている「○○ハウス・△△ホームで建てた家」ということで満足する人がいることも事実です。
さらに大手メーカーは工務店に比べて倒産する危険性も少なく、アフターサービスは永く受けられる・・・ということもメリットの一つに挙げられる点だと思います。

デメリットとしては、工務店に比べて価格が割高であるということと、プランの自由度が低いということでしょうか。
生産性のない営業マンを多人数かかえているメーカーにとっては、その分の経費を建物価格にオンせざるを得なく、又、長期の保障をする点からプランもある程度限定しております。
逆にこの点が工務店のメリットに成り得るところであります。営業マンなどがいなく、又コマーシャル経費などもかかっていない為、純粋な建物単価を提示できると思われますしプランもある程度自由です。

ただデメリットとしては、大工の親方や工務店の社長かが契約から引渡しまで対応しますから、資金的な話しや、工事内容があいまいになりがちで、最終的にオプション金額など、お金の話しでトラブルになることが多いのも見逃せません。もちろんすべての工務店がそうだと言っているのではなく、きちんとした体制でやっている所もあるとは思いますが・・・。

そしてそのハウスメーカーと工務店の中間に位置するのが、建築設計事務所だと思います。
最初にお話した内容で「さあ、家を建てよう!」と思って建築設計事務所にまっ先にやってくる人も少ないのですが、家を建てる為の相談窓口の選択肢として「建築設計事務所」も覚えておいて下さい。
設計事務所のメリットは工事自体は行わない為、第三者的に客観的に工事物件を監理することができ、是正的があれば施主にかわって的確に指示できる点や工事予算についても細かくアドバイスをしてくれる点であります。ローコスト住宅の為の手法も心得ており、無駄にお金をかけることなく理想的な予算で工事を遂行できます。

デメリットは・・・ありません。と言いたいところですが、強いて挙げれば、設計者との人間的な相性でしょうか。ハウスメーカーで言えば、その設計者は営業マンであり、設計担当であり、工事監督であるわけで、プランや予算の打合せから引渡し、さらにはアフターサービスまで何十年という永いおつきあいになるわけですから、相性が合うことが必然的に重要になってくると思います。
大抵の設計事務所は、仮プランの作成は無料でやってくれると思いますので、興味のある設計事務所を何社か比較検討してみてはいかがでしょうか?きっとハウスメーカーや工務店とは違った何かが見つかると思いますヨ。

次回は「地球環境と家のちょっといい関係」です。


← 最新のページに戻る
 
 
 

TOPICS
デザインコンセプト
  What's Tact
  設計コンセプト
  デザインのノウハウ
  掲載メディア紹介
  社長のひとり言
デザイン建築設計
  はじめに
  実績紹介
  企画中物件紹介
  ご発注の流れ
  お住まいチェックリスト
  ご相談フォーム
インテリア・家具
  はじめに
  参考例
  お客様の声
  ご発注の流れ
  ご注文フォーム
  会社概要
  アクセスマップ
  特定商取引
  関連リンク
  お問い合わせ
  採用情報
戻る

建築設計、設計事務所のことならタクト設計事務所へお任せ下さい。
Copyright(C) Tact Design All rights reserved.
建築設計ならタクト設計事務所へ