「室内のインテリア」と聞いて、皆さんはまず何を想像するでしょうか?
高級ホテルのサニタリールームの様なハイセンスな洗面台や鏡、そして白を基調としたバスルームに高級な水栓金具・・・リビングにはイタリア製のまっ赤なソファーが置かれ、大理石のテーブルの上にはワイングラスがあって・・・とまあ、現実とは掛け離れた想像をする人もいるでしょう。
これは生活感が無いのが一つのポイントでもあります。
「生活感がない・・・」というのはどういうことでしょうか?
仮にあなたが住宅やマンションを購入したとしましょう。
その家の中に入って行き、家具や家電製品のまったくない空間に立っていると、まず「この辺りにテーブルを置いて、テレビをこの角度で設置して・・・」といろいろなレイアウトを考えると思います。もちろん今の財力(サイフの中身)と相談して。(笑)
ここで 家具や家電製品を設置する際に、一つ考慮しておくとよい点をアドバイスいたします。これは私が今までに設計、監理しお引渡ししたクライアントからの生の(現場からの)意見ですので、非常に参考になると思います。
それは何かと言うと・・・
収納スペース(収納家具)の存在です。
確かに 住宅には収納というものが最初からついています。例えば、押入やウォークインクローゼット、場合によっては小屋裏収納がある家もあるでしょう。
しかしその様に「構えた収納」は大きいものを入れておくには便利ですが、いわゆる小物の収納には不向きです。
一番わかりやすい例はTVのリモコンです。
皆さんの家のTVのリモコンは今どこにありますか?
おそらくテーブルの上にポツンと置いてあるのではないですか?
食事の時などそのリモコンは邪魔になりませんか?
ゴハンの食べ残しがついたりしてシミになったりしていませんか?
もしあなたが座っているポジションから動かずにリモコンを収納できるスペースがあったら、間違いなくそこに格納するでしょう。すると今まで生活感があったリモコンが、テーブルの上からなくなりスッキリします。つまり生活感が少しなくなって、テーブルも本来の姿(無駄なものがない状況)になります。
これがインテリアの本質だと思います。もうおわかりいただけたと思いますが、最初にお話しした高級ホテルのサニタリールームがおしゃれに見えるのは、無駄なものが一切なく生活感がないからです。
いくら高級なソファーをリビングに置いても、そこに脱ぎ散らかした靴下や上着があったら、決してインテリア性に優れているとは誰も思わないですよネ。そのソファーの横に上着を掛ける「ちょっとした収納」が必要なのです。
これから引越しをする方は、この「ちょっとした収納」を家具や家電とセットに考えてレイアウトをもう一度考えてみて下さい。これだけで、あなたの部屋もディズニーリゾートのホテルミラコスタに「大変身」すること間違いない・・・かな。(笑)
次回は建築施工には欠かせない「職人さん」の『知られざる世界』です。 |