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社長のひとり言

バックナンバー1
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第 5 回  インテリア・ユニバーサル照明

海外旅行などに行かれた際に、日本でいつも使っているものなのに、海外だと使い方やデザインが異なる為に、とても使いづらかったことや、また使えなかった……という経験はありませんか? これはその国やその地域ではあたりまえのことなのに他国やその他の地域ではあたりまえでなかった為に起こる現象です。

例えば蛇口のレバーを上げると水が出るものと下げると水が出るものとあったり、オーブンレンジのスイッチがボタン式のものとつまみ式のものとあったり…etc

この様な使いづらさをなくす為に最近では「ユニバーサルデザイン」という考え方が主流になってきました。これは「年齢・国籍・性別・個人の能力を問わず、誰もが可能な限り利用しやすいように特別仕様のデザインをすることなしに製品、建築物、環境をデザインすること」であります。つまり、誰もが説明書の様なものがなくとも見た目でその使い方がわかる様デザインするというものなのです。

私はシンプルデザインはある意味、ユニバーサルデザインの本質だと思います。シンプルデザインには流行(はやり)、廃れ(すたれ)というものがなく、又飽きがこない。さらにメンテナンスもしやすいというメリットもあります。住宅もベースはシンプルに設計し、その後、住む人の好みでデコレーションしていく方が自分のオリジナルとしての親しみも湧くし、使いやすいと思います。

これからの時代、建築士には建物のベースのみを設計してもらいあとは時間をかけてゆっくりと好みの空間を造り上げていく建築行為が主流になって行くと思いますが、みなさんはどう思いますか?

次回は「癒し(いやし)住宅」についてです。


 第 4 回  本当の欠陥住宅とは・・

「欠陥住宅」最近マスコミや雑誌でよく聞く(見かける)フレーズです。この「欠陥」という意味を辞書で調べてみると「欠点」「不足」という言葉が並んでいます。「欠点」はなんとなくわかりますが「不足」とはいったいどういうことなのでしょうか?

「不足」とは「知識不足」「施工不足」「コミュニケーション不足」...etc いろいろ考えられます。
ほとんどの人は家を建てる際に専門的な知識はありませんので、それを補ってくれる(説明してくれる)人を必要とするはずです。それはビルダー(建築会社)の工事監督であったり、社長であったりしますが、やはり膨大なパーツ一つ一つの説明をしてもらうのには限界がありますし、逆にそこまでの必要はないと思いますが、問題なのは、知識不足というのは何も施主側に限ったことではないということです。
施工する側に問題がある場合もあるのです。

とは言っても何も欠陥住宅をつくろうとして作っている会社はありませんし、特に地域密着でやっているビルダーは信用問題にもなりますので、決して手抜き工事をしている訳ではありません。新しい技術であったり、法律が改正された時にその内容について行けない場合、とかく施工不足による「欠陥」が発生することが多いのです。現在は住宅の保証制度が充実しておりますので、第三者機関によるチェックが数回入ることで、施工不足による欠陥も少なくなってきました。

一番重要なのは、施主側が建物の建築行為そのものに興味をもち、極力、現場に足を運び、不明、不安な点を施工業者と話す場を設けることだと思います。それが仕事の都合などでできない方は、設計事務所などに監理を依頼する等をおすすめします。

次回は「インテリア・ユニバーサル照明」についてです。


第 3 回  風 水

皆さんは「風水」という言葉を聞くと何を思い浮かべるでしょうか?「風水」とは読んで字のごとく「風」と「水」が関係する古代中国で生れた家や敷地の方角や形から吉凶を占うものです。             

「風」とは中国特有の風土によるものが含まれ、寒気と夏の熱風の湿気が北東の方から入ってくるという自然現象からくるものと、抗争を好む民族が北東から侵入してくるという人的現象を表しています。その方向を鬼門と呼んだことから始まっています。
「水」とは不浄物。特にトイレを表します。昔のトイレは皆くみ取り式でしたから、トイレ本体のある位置を示していましたが、最近は下水道が発達した為、気にする人は少なくなってきました。そのかわり、場合によっては浄化槽の位置を言う人もいます。
とにかく、それらは古代中国の統計学を基本としており日本の風土とどこまで一致しているかは不明です。又、その鬼門を決定するのに必要な家の中心をどこで見るかによっても玄関やトイレの位置を変えなければならず、これを一つ間違うとせっかく鬼門をはずしたはずなのに実は鬼門にかかっていたということにもなりかねません。             

私のところを訪れるお客様の中でも「鬼門を最優先してPLANをしてくれ」という方がいらっしゃいます。ただ、これは敷地が広く玄関の位置を自由に変えられる等の条件が揃えば・・・の話で、最近の住宅事情を考えれば鬼門を重視した為にとても住みにくく風や光の入りにくい家になってしまうこともありえます。これでは何のために家を建てたり改修したりするのかわからない本末転倒な話であり「鬼門」以前の問題だと私は思います。
私はそういうお客様には最低限さけるべき鬼門の条件をお伝えし、それを考慮した上でPLANすることをすすめています。なぜなら鬼門を考えないで建てた家に住まわれている方々が皆不幸になっているとは思えないからです。

自分たちにとって快適に思える空間づくりをすることが、実は本当の意味での鬼門を考慮した家づくりなのかもしれません。

次回は「本当の欠陥住宅とは・・」です。


第 2 回  面白い建築用語

ことわざで「子はかすがい」というものがあります。親の仲が悪くても子供がその仲をとりもってくれる…というたぐいのいいまわしですが、この「かすがい」とは何だか知っている人は意外と少ないのではないでしょうか?

今でこそ柱や梁や土台を継ぐいろいろな金物がありますが、建築基準法が改訂される前まではこの「かすがい」でいろいろな部位を継いでいたのです。つまり、構造上主要な部分を継ぐ重要な金物であったのです。それを子供に例えるあたり、昔の人は風流ですね〜。

もう一つ。「あいつはうだつのあがらない奴だ」と言っているのを聞いたことはないですか?この「うだつ」とは何だと思いますか?これも建築用語です。瓦屋根の最上部(軒)に平瓦を何段も積み重ねて屋根の高さを上げている家を見たことはありませんか?この積み重ねた部分を「うだつ」と言うのです。建物の高さを少しでも高くし立派に見える様装飾しているのです。
つまり、装飾品にお金をかけることができる、イコール「出世した」という意味で、「うだつのあがらない奴」というのは「いつまでも出世しない奴だ」と皮肉った言葉なのです。

今の建物はシンプルな形になりつつあり、瓦をあまり使わなくなりましたので「うだつ」は見かけることも少なくなりました。現代の「うだつ」は薄型テレビの画面の大きさなのかもしれませんね−。
「あいつはインチの大きくならない奴だ」とは…言わないか〜。

次回は「風水」についてです。


第 1 回

先日、住宅の設計・監理をやったお宅から夕食に招待され約2年ぶりにお伺いしたときの話しです。

その日は施主のお孫さんの3才の誕生日で、設計の打合わせをしていたころに生まれたお子様でした。 その成長ぶりにびっくりしたのと同時に、月日がたつのは本当に早いものだなぁと感傷に浸っていると、 その子が私のとこにやってきて一言 「これ、大好き、ありがとう」というではありませんか。 「これ」というのは子供用に設計した造り付けの椅子のことで、どうやらこの椅子にすわってビデオを 見るのが大のお気に入りの様なのです。

私はとても感動したのですが、それ以上に家の設計をするときには、今の家族構成だけでなく、将来の家族構成を考えた設計も重要だとつくづく考えさせられた一幕でした。

次回は面白い建築用語についてです。


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